1950-11-26 第9回国会 衆議院 本会議 第5号 われわれが救農臨時国会を召集すべしと要請したゆえんのものは、吉田内閣の超均衡予算方針が五、六月ごろに至つてようやく深刻に現われまして、すなわち農産物の相対的下落、鉄状価格差の拡大、金融の逼迫、農業協同組合の財政的危機、税金攻勢等の諸現象が顕著になつて参りましたのを、これを契機といたしまして、国会において根本的な農業政策を立てる必要があると考えたからであります。 稻村順三